熱中症とその対策

皆さん、熱中症はしっかり対策をしていますか?
お盆休みや夏休みなど楽しい8月が終わろうとしていますが、外はまだまだ暑い日が続くようです💦
 
とはいえ、『熱中症なんて、ダイビングは水に入るし大丈夫でしょ?』
と考える方もおられるかもしれません。
しかし、それは危険です!🙅
 

 
ダイビングの前後は当然なのですが、実はダイビング中にも気づかないうちに汗をかいています💦
ですので、油断は禁物!
事前にしっかりと対策をしてからダイビングを楽しみましょう♪
熱中症になってからでは遅いですよ!
 

熱中症対策①:こまめな水分補給を!

まず、ダイビング前後には必ず水分を補給しましょう!
これは一番簡単にできる対策です。
ただし、コーヒーやジュース、カフェインを含む飲み物は避けましょう。
ジュースは沢山の糖分が含まれている為、血糖値が上昇し、さらに喉が渇くことに繋がります。
また、カフェインは利尿作用や心拍数の増加、高血圧のリスクを高める作用があります。
ダイビング時の水分補給には、水やスポーツドリンクを選びましょうね!
塩飴等の塩分の入ったタブレットを口にしておくのも非常に効果的です♪
 

 

熱中症対策②:ボート上や乗船前にも工夫を!

ボートに乗り込む前は水をしっかりと浴びてウエットスーツを濡らしておきましょう!
特にその日の1本目の前はスーツが渇いていてかなり暑く感じます💦
水を頭から浴びたり、スーツの中に水を入れておくと、かなり涼しく感じますよ♪
 
また、ボートが出港するときは、ウエットスーツは腰の高さまで着ておいて、ポイントに到着する少し前に、スーツを全部着るのも暑さ対策にもなります✨
 

熱中症対策③:熱中症の症状を知る!

さて、熱中症は症状に応じて重症度が3段階に分けられています!
 

※上記は環境省の「熱中症環境保護マニュアル2022」をもとに作成
 
 
軽症(重症度Ⅰ度):現場での応急処置で対応できる
中等症(重症度Ⅱ度):病院への搬送を必要とする
重症(重症度Ⅲ度):入院して集中治療の必要性のある
各段階の症状について知っておけば、すぐに対応することができると思います。
 
そして、ダイビング仲間や家族が熱中症と疑われる症状がみられる場合の対応手順は以下の通りです。
 

※上記は環境省リーフレット「熱中症~ご存知ですか?予防・対処法~」より
 
 
こちらのフローチャートと先程の重症度の表を見ながら対処しましょう。
熱中症はしっかりと対策をしていれば、防げる確率が高くなります。
暑い時期でもダイビングを思いっきり楽しむ為に、熱中症対策は徹底しておきましょう!(^O^)/

 
 

 
 
      
 
 

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夏の海で安心・安全に遊ぶために!

この夏、海で安全に遊ぶために、ダイビングインストラクターとしてのアドバイスをいくつかさせていただきます。
 
学生さんはいよいよ夏休みに突入。
友人や家族と海水浴などで海に行く予定をしている方がたくさんいらっしゃると思います。
しかし海は大自然、油断・過信は禁物です。
今回は、皆さんが海に入る時に守って欲しいことを5つ紹介させていただきます。
 

 

①:必ず2人以上で海に入ること!

万一、水の中でトラブルが発生したり、パニックになってしまうと自分一人では対処できないこともあります。
 

 
そのために必ずバディを作って2人、もしくは3人1組で入りましょう。
そしてチームやバディから離れ過ぎないように行動しましょう!
 

②:浮くものを持っていこう!

泳げるから大丈夫と思っている人でも油断はせずに浮き輪等の浮力体を持っていきましょう。
 

 
浮き輪だとビート板代わりにも使えます。
そして、仲間や自分に何かあった際に掴まって浮くことができるので、いざという時に役立ちます。
 
溺れている人がもがくのは、浮いて呼吸がしたいからです。
そのような、いざという時の準備を忘れずに持っていきましょう。
※ペットボトルでもいいですが、ゴミにしないでくださいね♪
 
ただ、大きな浮き輪や人が乗れるものは使いどころに注意が必要です。
もし、波が高いとひっくり返ったり流されたりと、逆に危険になります。
ですので、コンディションを確認してから持っていくようにしてください。
 

③:視界と呼吸源の確保を!

 
海でパニックになる原因はいくつかあります。
※もちろん個人差があります。
例えば、
急に深くなって底が見えなくなって不安になる。
水を飲んでしまい、一時的にむせて呼吸がスムーズにできなくなってしまう。
視界が悪く、急に何か出ててこないかと不安になる。
 

 
人間なので陸上での当たり前が水の中ではできないということに起因することが多いです。
上記は一例ですが、視界関連呼吸関連が多いです。
ですので、必ずマスクやゴーグルをつけてスノーケルを咥えて視界の確保と呼吸が常にできる状態にしてから海に入りましょう!
呼吸については上の浮力体も関係してきますね。
 

④:足つりの防止は水分補給と準備運動!

よく、泳いでいると足がつった(こむら返り)と言われる方がおられます。
足がつる原因はいくつかあります。
 
その原因の1つは脱水症状
水分が足りず脱水状態になると足がつりやすくなります。
水の中だからと油断せずにこまめに水分補給をとりましょう。
間違っても喉が渇いたからと言って海水は飲まないでくださいね。
ミネラル不足も足がつる原因の1つなので、普通の水よりはスポーツドリンクなどがオススメです。
 

 
他の原因としては、普段使わない筋肉を使ったり、普段以上に筋肉を使ったこと。
一部運動不足というのもありますが、普段と違う足の動かし方をすると、つりやすくなる場合があります。
海に入る前は準備運動ストレッチをしっかりしておきましょう。
 
また、長時間の入水も体の冷えにつながり、それによって足がつることもありますので、適度な休憩を心がけましょう。
 

⑤:もしもの準備をしっかりと!

水中には触ると危ない生物もいます。
クラゲやウニが代表的ですね。
 
アカクラゲ
 
もし刺された時の為に塗り薬や傷の手当てができるものも忘れずに用意をしておきましょう。
特に漂っているクラゲについては触らないこと。
これが鉄則ですが、触手の長いものには毒がある事が多いので、近づかないようにしましょう。
そして、切れた触手にも要注意!
毒が残っているので触れないように注意をしましょう。
 
ノリスには海水浴に役立つアイテムもあります。
海に行く前にアドバイスが欲しい方や不安なことがある方は是非一度お店で海のプロに相談してみてくださいね♪
 
今年の夏も安全に過ごして、いい思い出にできるようにしていきましょう!
 
 

 
 
      
 
 

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