2024.01.11

SDGs14, お店からのお知らせ

海洋ゴミを減らす活動をしよう

海洋ゴミを減らす活動をしよう

海洋ゴミを回収したりする「AWARE活動」

AWARE(アウェアー」。
実はダイバーなら一回は聞いたことがある?この名前、
まだダイバーじゃなくても知っておいていただきたい言葉でもあります。
 

 
AWAREは今、世界で問題となっている海洋ゴミ・汚染にちなんだ講習となります!
 
ニュースで見るけど実際はどうしたらいい?
今の海の状況ってどうなの?
どれくらいの影響が出てるの?
私たちにできることって?
 
もちろんダイバーだからできる講習・行動もありますが、
実はダイバーではない方でも一部講習を受けられるものがあるのです。
家族や友人も誘って一緒に参加するのもおすすめですよ。

海洋ゴミの回収も行うプロジェクトAWARE

AWAREとは
「AWARE」は
Aquatic
World
Awareness,
Responsibility and
Education
の頭文字を取った名前で、日本語の意味は「水中世界の認識、責任、教育」です。
 

AWARE活動の目標

・対象とする国の海洋ゴミを50%削減させる
 海洋ゴミ問題に取り組む市民科学プログラムに貢献し、海から200万個以上のゴミを除去。
・海洋保護区の倍増
 100万人以上に海が直面している環境脅威とその対策を学ぶ機会を提供。
・海洋生物種の保護
 24種類以上の臆病なサメ・エイの国際的保護政策に貢献。
・サンゴ礁復元の加速
 世界最大かつ最も急速に成長している市民科学プログラムを開発・実施。
・二酸化炭素排出量を削減・相殺させる
 ダイビング業界における二酸化炭素排出量を削減、
 または海藻生息地の修復・保護を行うことで相殺させる。 
 
AWARE活動はこんな方におすすめ
・ダイバーになって海を守りたい気持ちが芽生えた。
・環境のために何かできることをしたい。
・海洋環境問題について詳しく知りたい。
・ダイバーではないけど海が好き。

海洋ゴミとその影響


 
海洋ゴミは私たちの日常生活から出る様々なゴミから生まれます。
日常生活から出た回収されないゴミは、街中を通って川に入ります。
更に川を下り、川の流れや雨によって海へと押し流されていきます。
そして海に至り、海洋ゴミとなり、毎年たくさんの種類の
水にかかわる生物に致命的なダメージを与えています。
さらに海洋ゴミはサンゴを窒息させたりして海洋環境を傷めつけ、
海岸や海でのレクリエーションの舞台を汚し、減少させてしまうのです。

海洋ゴミの現状

・毎年の世界のプラスチック生産は1950年の170万トンから現在では3億トン
2億5千万トンのプラスチックが2025年までに海に流れこみ、海洋ゴミとなる事が予想されている。
・プラスチックは年間130億ドルの被害を海の生態系に与えています。
・7種のウミガメと海に棲む動物の半分が海洋ゴミを食べるか海洋ゴミが詰まって苦しんでいます。
・400種の生物が海洋ゴミを食べてしまったり、ゴミに絡まっています。
 そのケースのなんと92%がプラスチックが原因です。
・10種に1種以上が海洋ゴミを食べるか、絡まって絶滅の危機に瀕しています。
・推定ではありますが、海洋ゴミの70%が海底に蓄積されると言われています。
 

海洋ゴミを減らし綺麗な海を取り戻そう

ここからは、海洋ゴミを取り除く・減少させるために
海と深い関わりを持つダイバーだからこそできる10のことを紹介します。
 

 
①:浮力コントロールの達人になろう
 

 
水中生物は繊細な生物が多いです。
その代表的なものはサンゴ。
「フィンで蹴られる」「カメラがぶつかる」「ゲージなどが引っかかる」。
サンゴはこのように少し触っただけでも、せっかく何年もかけて
成長してきたのに、簡単に折れてしまいます。
 
ダイバーとしては、スクーバ器材や撮影器材が邪魔にならないように、
最低限、浮力コントロールのスキルを洗練させていかなければなりません。
 
また、浮力コントロールを筆頭とするダイビングの多くのスキルは、
コンスタントに潜っておかないと感覚を忘れたり以前のようにできなかったりします。
継続してダイビングをして自分のスキルがさび付かないようにしていきましょう。
 
ノリスでは頻繁に海に行くことが難しいという方でも気軽に
利用いただける自社プールを大阪と神戸に所有しています。
 
②:いいお手本になろう
 

 
毎年新しいダイバーが誕生します。
先輩ダイバーの皆様につきましては、海洋生物に対して
「自分だけが撮影できれば・・・」
「見やすいように動かす」
「追いかける」など、
身勝手な言動をせず、新しい仲間のお手本となるような
水中、陸上での言動をお願いします。
 
③:「とる」のは映像(写真・動画)だけ
 

 
水中で自然に目にするもののほとんどは生きているか、
生物が利用しているかのどちらかです。
サンゴや貝類、動物などを勝手に取ったり、動かしたり
することは海の中の絶妙な生態系を崩してしまう可能性が
高まりますので好奇心や自己都合で現状を変えるのは避けましょう。
 
あくまでも「海にお邪魔します」の気持ちでダイビングしてくださいね。
 
④:水中生物を保護しよう
 

 
水中のものすべて「触らない」「餌をやらない」
「いじくりまわさない」「乗らない」ようにしましょう。
人間の興味本位な行為は水の中に住む生物にとって、ストレスです。
 
万一、上記のようなストレスをかけてしまうと、
生物の防衛本能から攻撃を受ける可能性もあります。
もちろん、毒をもつ生物もいますので、自分自身を
守る意味でも接触をするのはやめましょう。
近寄り過ぎず、ゆっくり観察・撮影するのみにしましょう。
 
⑤:極力ごみを出さないようにしよう
 

 
実際に色々な海を潜っていて感じるのは、
「とても驚く量のゴミが水中に捨てられて(沈んで)いる」
ということです。
そして、
「ものすごく岸から遠いところにもゴミが流れ着いている」
ということです。
 
それにより、水中生物は体内に不純物を取り込んでしまったり、
それが原因で死んでしまったりすることも。
更には私たちの健康や経済までも脅かされることになるのです。
 
ですので、ゴミを全く出さないというのは難しいと思うので、
「極力」ゴミを出さないことが大切です。
 
そして我々ダイバーは、ダイビングする度に、水中に
本来存在しない物を持ち帰り、報告していきましょう!
 
普段の買い物も、できれば地球環境に優しいものを買い、
地元のものを買い、意識的に「少し(丁度)」しか買わないようにしましょう。
 
⑥:シーフードの選択に責任を持ちましょう
 

 
生き物を乱獲すれば種の減少を招きます。
これは陸上でも水中でも同じです。
 
密漁のような加減を知らない取り方をすれば、水中の生態系は
あっという間に悪い方向へ変わってしまいます。
消費者として、シーフードを自分の食事メニューにいれるなら、
既に店先に並んでいたとしても、確実に持続可能な種から選び、
他の人にもそうするように勧めましょう。
 
⑦:行動を起こそう
 

 
スクーバ₋ダイバーはこの惑星上である意味で最も強力的な海の代弁者です。
海洋ゴミの除去をはじめとする自然保護について声をあげ、
水中の映像を共有し、環境ダメージを変えるように運動しましょう。
 
⑧:エコ・ツーリストになろう
 

 
旅先を選ぶ時、そこを訪れるとき、十分な情報を得て決定してください。
もちろんそうする理由は、責任ある社会的・環境的な
ビジネスを行っている施設を選ぶ為です。
自然保護エネルギーの節約、適切なゴミの廃棄、
係留ブイの利用、文化・法律・規則などを重視している事ですね。
 
⑨:二酸化炭素排出を少なくしよう
 

 
地球温暖化及び海洋酸性化は、動物や海の惑星全体を危機に陥れます。
ですので、まずは自分の周囲の二酸化炭素排出量を理解し、減らしましょう。
もし、少なくできないなら、方法を探してみましょう。
 
⑩:寄付金や募金に協力しよう
 

 
海洋ゴミの除去・減少ように、海の保護は大なり小なり、
私たちの行動すべてによって決まります。
海に投資・寄付をすることが、私たちの惑星を守ることに
つながり、ダイビングを続ける事にもつながるのです。
ノリスも扱っているダイビング指導団体・PADIでは、
ライセンスカードを申請する際に「AWAREデザインカード」にすることができます。
申請の際、ダイビングスタッフから「AWAREカードにしますか?」
と聞かれたら海に寄付をするチャンスです!
 
AWAREカードは500円以上の寄付をしていただく事で、
申請するカードのデザインが通常のものからAWAREデザインのカードになるのです。
このデザインは毎年変更されますので、デザイン収集を
楽しみながら、海への寄付が簡単にできるのです。

おすすめライセンスカード


 
Dive Against Debris(ダイブ・アゲインスト・デブリ)
海洋ゴミを取り除く為、バディと一緒にダイブプランを
立て実際に調査ダイブを実施します。
海洋ゴミとして海中から取り除くべきものと
そうでないものを適切に判断しながら、進めていきます。
 
取得までの流れ
①レクチャー
②海洋実習1本以上
③データを報告
 
こんな方におすすめ!
・ダイビング中に見かける海洋ゴミが気になる
・海洋ゴミ回収をすることで、自ら海を守りたい
・海洋保護の市民科学者になりたい
 
習得できるスキル
・海洋ごみ問題の現状理解
・海から取り除くべきごみと残しておくごみを見極める
・集めた海洋ごみを分別し、記録・報告する など
 
ダイバーだからこそできる「活動」の一つ
ゴミ拾いを一緒にしましょ~!!!

 

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