2021.11.25

面白日記

今年もあと僅か!見つけられるか青いリボン!

今年もあと僅か!見つけられるか青いリボン!

今回ご紹介する生物は、この子です!
 

 

 
ハナヒゲウツボです!
 
この、青くて鮮やかな見た目の美しさから
ダイバーの間ではウツボ界の女王として長く君臨しています。
 
ハナヒゲウツボの特徴として、
その青く美しい体色と、鼻についている黄色の花びら状のひだがついています。
 
そんなハナヒゲウツボは変わった生態を持っています。
 
ウツボは普通「オス」「メス」分かれて生まれてきます。
しかしその一方でハナヒゲウツボは、
「オス」として生まれ、成長するとともに「メス」に変わります。
(クマノミも同じ生態を持っています!)
体長が約1メートルに達するとオスからメスに変わります。
 
それだけではありません。
ハナヒゲウツボは成長するとともに体の色を変えます!
 
幼魚の頃は「真っ黒」な体色をしていて、
成長すると「鮮やかな青」に変わり、
さらに成長しメスに変わると「黄色」になります。
 
 
しかし、メス(黄色)は産卵した後、一ヶ月以内に死亡してしまう
と言われている為、メスの寿命はとっても短いです。
なので、メス(黄色)のハナヒゲウツボと出会うのは、なかなか難しく
とても珍しいです。
 
生息地は、
小笠原諸島、和歌山県串本、高知県柏島、屋久島、琉球列島
などのサンゴ礁域の浅所で見る事ができます。
ハナヒゲウツボは、一度見つかると、数年は同じ場所に巣穴を作り
生活しているので、ダイバーにとってはちょっとありがたい生物です。
 
そんなちょっと変わった生態を持つハナヒゲウツボですが、
実はその生態について、はっきりわかっていません。
個体数が極端に少ない為、研究が進まず、
ほとんど何もわかっていない生物の一種です。
 
 
実際に見に行く場合には、ダイビングのスキルアップが必要になるので、
ライセンスを取得して、一緒に見に行きましょう!

 

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